ご挨拶文例集

お通夜前の挨拶

僧侶への挨拶と言葉づかい(遺族側から僧侶へ)

・僧侶に枕づとめをお願いするとき

お世話になっております。○○町の○○の家内でございます。主人の○○がつい先程亡くなりました。ただいま、入院先より自宅へ連れ戻りました。ご住職様に枕経をお願いしたいと思います。ご都合の方、いかがでしょうか。

・僧侶が枕づとめに到着された時

お忙しい中、ご足労いただきましてありがとうございます。○○もさぞ安心することと思います。なお何分不慣れですのでよろしくご指導ください。では、よろしくお願いいたします。

・僧侶に費用を尋ねる時

まことに失礼とは存じますが、私ども、初めてのことで何も分かりません。お布施の用意をしなければなりませんがいかほどご用意したらよろしいでしょうか。

世話役、近所、交番への挨拶(遺族側)

・世話役・お手伝いの方々への挨拶

本日はいろいろとお世話になります。わからないことばかりなので失礼もあるかと思います。至らぬ点がございましたら遠慮なくおっしゃってください。どうぞよろしくお願いいたします。

・近所の方々や交番への挨拶

(死亡の連絡と通夜、葬儀のお願い)
○○町の○○でございます。本日○○が亡くなりました。通夜の今日と葬儀の明日、人の出入りなどでご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。なお、通夜は本日○時より、葬儀は明日午前○時より○○にてとりおこないますので、よろしくお願いいたします。

各関係者への連絡(遺族側)

・妻が知らせる場合

○○の家内の○○でございます。主人の○○は今朝○時○分に○○病院で息を引き取りました。通夜は本日○時から、告別式は明日午後○○時から○○にてとりおこないます。恐れ入りますが、皆様にもご連絡をお取りいただきますようお願いいたします。

・息子が知らせる場合

私は○○の長男○でございます。父は本日○時○分病院で亡くなりました。つきましては、通夜は○日午後○時から、告別式は○日午後○時から○○で行います。○○部長の○○様にお伝えいただきたくお願いいたします。

お通夜の挨拶
例1)喪主が妻の場合の挨拶

本日は、ご多用にもかかわらず亡き○○のために、お通夜のご焼香を賜りましてまことにありがとうございます。○○もこのように皆様に見守られまして、喜んでくれることと思います。なお明日の葬儀は○時からとなっておりますので、よろしくお願いいたします。今日は誠にありがとうございました。

例2)喪主が息子の場合の挨拶

本日はお忙しいところご丁寧にお悔やみをくださいまして誠にありがとうございました。○○の生前は、格別のご厚情を賜りまして、○○も大変感謝いたしておりました。厚くお礼申し上げます。なお、明日の葬儀は○時からでございます。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

例3)喪主が夫の場合の挨拶

ひと言ご挨拶申し上げます。本日はお忙しい中を○○のためにわざわざ弔問くださいましてありがとうございました。故人もみなさま方のおいでを喜んでいることでございましょう。また○○の存命中にはひとかたならぬお世話になりましたことを厚く御礼申し上げます。あれこれ考えますと心残りなことばかりでございますが、これも寿命でございましょう。なお明日の葬儀は○時から行います。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

弔辞

親族への弔辞

叔母の死を悼んで

叔母さん、長い人生ご苦労さまでした。
床につかれてから半年、あんな大病だったのに、痛いとも苦しいとも、ひとことも弱音をはかないで、心配する私たちを反対になぐさめてくださいました。最後まで希望を失うことなく、苦痛にじっと耐え、私たちを愛してくれた叔母さんの闘病生活をみて、肉親としてどれほど叔母さんを誇りに思ったことでしょう。叔母さん、もう苦しむこともつらいこともありません。どうか安らかに眠ってください。

おいの死を悼んで

○○君、幼いころから私は君を自慢の種にしていた。その君とこんなに早く別れるなんて、本当につらいよ。
あれは君が大学三年生の時だったかな。私の家に遊びに来て、泊まり込みで話をしたことがあったね。その時、君は、「大学を出て、海外へ行きたい。そしてそこで自分が何をすべきかを見つけてきたい」そう言っていたよね。あの時の君の目の輝きを私は今も忘れることができない。あれからわずか五年、君は順調に君の階段を上っていたというのに。こんなふうに別れを迎えるなんて、君の夢も君のお父さんやお母さん、そして私の夢までもがうばわれてしまって本当に残念だ。やさしい君のことを私たちは永遠に忘れない。どうか安らかに眠ってください。

同僚・知人への弔辞

同僚を悼んで 友人の弔辞

○○君、わたしは今、悲しみよりも深い怒りにとらわれています。なぜ、君とこんなに急にお別れしなければいけないのだ。どうして君の家族は最愛の君を失わなければならないのだ。
学生時代から君は明るくてみんなの人気者だった。その温かい笑顔に何度救われ、何度慰められたことだろうか。誰よりも未来を信じ、明日への夢を語り続けていた君が、今、わたしたちの前から永遠に姿を消してしまうなんて。○○君、君とはもう会えないのか。君の笑顔をもう見ることはできないのか。君を永遠に失い、痛恨の極みです。どうか天国で、安らかに眠ってください。

社葬・団体葬の弔辞

社長を悼んで「社員代表」の弔辞

本日ここに、○○商事株式会社○○社長の社葬にあたりまして、社員を代表し追悼のことばをささげます。二十五年前にご就任以来、経営危機に瀕していた当社の業績をわずかな間に回復された経営手腕は、今も社内に伝説として語り継がれ、受け継がれております。社長は、常に新しい輸出入ルートを開拓するために身を呈して働き、世界中をかけまわって、今日の当社の基盤をつくられました
今、ここに帰らぬ人となられました社長のご霊前に、社員一同、ご意志を受け継ぎ、社業の発展に邁進することをお誓い申し上げます。

部下を悼んで「上司」の弔辞

故○○君。入社以来十五年、君の営業マンとしての卓越した力は、常に社員の模範でありました。
一年前に営業課長に就任、これからの当社の中核として活躍を期待していた矢先の事故です。不慮の事故とはいえ、深い悲しみと怒りを禁じえません。志なかばで殉職した君の無念の思いを報いるには、残されたわたしどもが全力をあげて君の業績と志を引き継ぎ、社業の発展につくすほかはありません。
故○君。安らかにご永眠ください。

取引会社の葬儀の弔辞

取引会社の社長を悼んで「会社代表」の弔辞

つつしんで○○株式会社○○社長のご霊前に申し上げます。
○○社長、あなたは業界有数の規模を誇る○○の強固な基盤を築かれたのみならず、業界団体のリーダーとして、率先垂範、古い角質の改善に力を注ぎ、業界全体の発展に尽くされてきました。あなたの業績は、万人の認めるところでございます。
○○社長、このような形であなたとお別れするのが残念で仕方がございません。ご逝去を心から悼み、御社のご発展をお祈りさせていただきます。

取引会社の社員を悼んで「社員代表」の弔辞

つつしんで○○さんのご冥福をお祈りし、お別れのことばをささげます。
あなたとは、仕事を通じて親しいご交際をいただいておりましたが、こういうふうにお別れしないといけないとは、残念でしかたがございません。あなたは、深い専門知識とたぐいまれな行動力、そして卓越した洞察力で、わたしども取引先の社員をいつも励まし、指導してくださいました。
あなたを失った悲しみは、誠に深いものがあります。ご生前のご恩に報いるように一生懸命努力したいと思います。どうかお見守りください。

告別式終了

喪主・親族代表の挨拶

遺族を代表いたしまして、皆様にひとことご挨拶を申し上げます。本日はご多用にもかかわりませず、ご会葬・ご焼香を賜り、おかげをもちまして故○○の葬儀・告別式もとどこおりなく済みまして、これより出棺の運びとなりました。生前はひとかたならぬご厚誼にあずかり、また今ここにお見送りまでいただきまして、故人もさぞ皆様のご厚情に感謝いたしていることと存じます。なお残された私どもにも、今後ともかわりなくご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

>>上手に話ができなくて当然です。心が伝わればそれだけで良いという気持ちでご挨拶をしてください。

喪主代行の挨拶

ご会葬の皆様、本日はお忙しい中を○○の葬儀、ならびに告別式にご会葬くださり、ご焼香賜りましてありがとうございました。本来なら喪主の○○がご挨拶申し上げるところでございますが、ただいま悲しみのあまりショックで体調を崩しましてふっせておりますので、故人の○○であります私が代わりましてごあいさつ申し上げます。故人の生前中は、ひとかたならぬご厚誼にあずかり、深く感謝いたしております。
(※入院が長かったとはいえ、まだまだ○○の若さでございます。残された長女○○は、まだ中学生であります。遺されました家族の苦労はなみなみならぬものがあると存じます。)
故人への生前のご厚情に対して、厚く感謝申し上げますと共に遺族に対しましても、今まで以上のご支援を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。

(※)の部分は、故人の状況に合わせてアレンジしてください。

喪主が息子の場合の挨拶

皆様、本日はお足元の悪い中、ご多用中にもかかわらず、故○○の葬儀、ならびに告別式にご会葬くださいまして、ありがとうございました。
また、たくさんの方にご丁寧にお見送りいただき、厚く御礼申し上げます。私は故人の長男○○でございます。亡き父は、生前皆様より、ひとかたならぬご厚情をいただいておりましたが、葬儀にあたりましても、このようにおおぜいのかたにお見送りいただき、さぞかし喜んでおることと存じます。
(※定年後は、趣味の絵画に旅行にと、好きなことをして暮らしておりました。悔いのない一生であったと思います。)
皆様、父亡き後も故人同様のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

(※)の部分は、故人の状況に合わせてアレンジしてください。

社葬の場合の葬儀委員長の挨拶

>例1

葬儀委員長といたしまして、ひとことご挨拶を申し述べさせていただきます。ご会葬の皆様、本日はご多用中にもかかわらず多数ご会葬くださいまして、誠にありがとうございました。おかげさまをもちまして、株式会社○○、常務取締役、故○○殿の社葬葬儀、並びに告別式は滞りなく終了いたしました。ご遺族に代わりまして、厚く御礼申し上げます。○○常務は、本年初春よりご自宅で療養中でございましたが、今月○日の午後○時○分、○歳の生涯を閉じられました。
思えば、○○常務は今から○年前、前会長と共に株式会社○○を興され、今日の繁栄に導いた功労者でございます。私どもはかけがえのない大切な方を失ったものと考えております。まことに残念でございます。今後、私ども社員一同、常務の意志を受け継ぎ、社をいっそう発展させていく覚悟でございます。どうぞ今後とも変わらぬご協力、お引き立てをお願い申し上げます。最後に、ご遺族に対しましても、故人に賜りましたのと同様のご厚誼をお願い申し上げまして、ご挨拶を終わらせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

>例2

皆様、本日はお忙しい中をご会葬賜り、ありがとうございました。葬儀委員会を代表いたしまして、私、株式会社○○の○○が葬儀委員長を拝命いたしましたが、ここで一言ご挨拶を申し上げます。故○○殿は、取締役○○として株式会社○○の発展に尽力し、その業績は皆様もご存知のところでございますが、不慮の病を得て、他界されましたこと、誠に残念でございます。
今後、私どもは、○○の意志を受け継ぎ、ますます社業発展に努力していく覚悟でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。なお、故人亡き後の○○家に対しましても、今後とも変わらぬご厚情をお寄せくださいますようお願い申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

ご葬儀後の挨拶

僧侶、世話役、近所への遺族側の挨拶

僧侶にお布施をお渡しする時

本日は大変ご丁寧なおつとめを賜り、ありがとうございました。おかげさまで、無事葬儀をとり行うことができました。些少ではございますが、どうぞ収めください。

世話役への遺族側の挨拶

おかげさまで無事終えることができました。お忙しい中、お心のこもったお世話をしていただき、家族一同、心より感謝しております。本当のありがとうございました。

近所への遺族側の挨拶

○○の葬儀ではたいへんお世話になり、ありがとうございました。おかげさまで無事終えることができました。また、葬儀中はいろいいろご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。○○亡き後も家族一同寂しがらず頑張っていきたいと思います。今まで同様のおつき合いをよろしくお願い申し上げます。
(この場合、お寺や会社、目上の方への挨拶も忘れないように)

精進落とし、四十九日法要の挨拶

精進落とし、四十九日法要の挨拶

精進落としの宴席での喪主の挨拶

本日は亡き○○のために、いろいろとお心づかいをいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、とどこおりなく葬儀をすませることができ、故人も喜んでいることと思います。
ささやかではございますが、精進落としのお膳を用意いたしましたので、故人を偲びながら召し上がっていただければ幸いです。

四十九日の法要の喪主が妻の場合の挨拶

本日はご多用中を、○○の四十九日の法要にご列席くださいましてありがとうございます。おかげさまで埋骨の儀もとどこおりなく終了させていただきました。○○が亡くなりましてから、しばらくは火が消えたようでございましたが、ようやく元気が戻ってきたところでございます。故人はにぎやかなことが好きな人でしたので、生前親しくしていただいた皆様方にお集まりいただき、さぞかし喜んでいることと存じます。ささやかではございますが、酒食をご用意いたしました。故人を偲びながら、ゆっくりとお過ごしいただくのが何よりの供養になるかと存じます。本日はありがとうございました。