お香典の当日返し

福井ではまだ馴染みが薄い香典当日返しですが、実は既に広がりを見せています。
一般的に浸透しているお返しの方法は通夜・葬儀参列時に返礼品にお礼状を添えてお渡しする方法です。
しかし、故人様とのお付き合いの深さで高額な御香典をお持ちになる会葬者の方もおられます。
その場合、死後の手続きで忙しいご遺族が改めて『後返し』としてご自宅に伺い高額な御香典料を頂いたお礼に品物を添えて廻ります。
『後返し』のお礼を通夜・葬儀参列時に纏めて行うのが『当日返し』です。

メリットが大きいのは以下のような場合です

1. 喪主様が県外在住で、頻繁に帰る事が困難な場合

喪主を勤められるご家族は死後の手続き関係に時間を要します。
具体的には遺産相続・不動産等の名義変更・故人の確定申告・医療費控除などです。
お返しだけでも通夜・葬儀参列時に終える事が出来るのでご負担が軽くなります。

2. 社葬後お取引関係の県内外企業様に対するお礼をする場合

葬儀後は社内の引継ぎや対応で慌ただしくなりがちです。
総務を担当する社員の方々も本業に戻るまでに時間を要します。
当日返しでお礼ができれば社内の負担を軽減することが出来ます。

3. 親族が県外に多くお礼に伺う事が困難な場合

お礼に伺いたいが遠方で中々伺えない…と悩むご遺族は多くいらっしゃいます。
その場合にも『当日返し』でお返しを済ませば悩む必要もありません。
失礼かな？と思えば改めてご会葬頂いたお礼をお電話やお手紙等でお伝えすればお気持ちも伝わります。

葬儀後に改めてご会葬頂いたお礼に伺う事は日本人の儀式文化として大切に守る必要がありますが、喪主様やご遺族の背景によりお気持ちの伝え方には変化があってもよいと思います。
当社ではご遺族の背景に合ったお返しのあり方を提案しております。